当社は、旧満州錢高組で現場監督をしていた吉丸国夫が敗戦によって帰国し、昭和26年に小山田で創業し今日に至っています。
砂・砂利・間知石の資材収集運搬に始まり、高度経済成長の進展と共に宅地造成工事やゴルフ場造成工事、 それに伴う重機械土工事に手をつけ信用を築いて参りました。
2度のオイルショックで日本経済が足踏みした後は都市再開発に伴う、道路・河川・下水道工事に領域を拡げ、 更に解体工事に先鞭をつけ、バブル崩壊後は環境の時代の到来を予測し、他社に先駆けてがれき類の再資源化事業を展開し今日に至っています。
このように、当社は創業者の「新時代の建設業を予見する眼」を曇らせることなく、 社会経済の大きなうねりに翻弄されつつも創業73年を迎えることができました。
特に最近の解体工事は、単に老朽化した建造物の除去というだけでなく、産業構造の変化、 再開発による土地の高度利用、生活様式の変化、地震・洪水などの自然災害や大規模交通事故に対するインフラの確保と社会秩序の復元、 社会問題化しているアスベスト、ダイオキシン除去など複雑多岐に絡んでいます。
循環型事業の一環となる解体工事は、高度な施工計画、施工管理、環境重視型の最新機械の導入、オペレーターの育成、新技術の研究を求められ、 これらの解体現場から発生する建設副産物や廃棄物の収集運搬、中間処理、資源再生による商品化・再利用は環境保全に見合った適正処理を要求されています。
当社では、今後ともお役に立てるように努力を重ねて参ります。
代表取締役
吉 丸 貴 明